「片付けるのは、だれの仕事?――保育環境改善プログラム参加園での研修レポート」
こんにちは。
木のおもちゃカルテット スタッフの佐竹です。
保育環境改善プログラムに取り組まれている園にて、
むっちパパこと、オーナー藤田による園内研修が行われました。
今回のテーマは、「よいおもちゃの選び方・与え方」
おもちゃの種類ごとに、子どもの知性や優しさ、集中力がどう育っていくのかを学ぶ内容でした。
研修だけでなく、実際に保育室を一つひとつ回りながら、子どもたちの遊ぶ姿と、
先生方の日々の悩みに耳を傾ける時間でもありました。
「積み木は、子どもが黙って教えてくれる」
保育室では、何人もの子どもたちが積み木で道路や街をつくっていました。
車を走らせるための道、囲いをつくる壁、崩れそうで崩れない塔。
黙々と手を動かしながら、途中で友だちの積み木とぶつかっても、
けんかにならずに調整している姿もありました。

藤田は、その様子をしばらく見守ってから、先生方にこう伝えていました。
遊びの途中で大人が手を出したくなる瞬間ほど、実は子どもが一番育っている瞬間なのだ、と。
保育室で交わされた、小さな対話
研修の後は、保育室を回りながらのコンサルの時間です。
先生方からは、おもちゃをどう片付けさせるか、遊びが続かない子にどう関わるか、
といった日々の具体的な悩みが次々と出てきました。

元気に遊ぶ子どもたちのいる部屋で、担任の先生としゃがんで話し込む姿もありました。
現場の空気の中で交わされる具体的な相談の言葉には、
研修の資料だけでは伝わらない実感がこもっていたように思います。

振り返りシートより
研修の最後に、先生方が今日の気づきを共有しました。
「一人ひとりの子をありのままに認めていくからこそ、いろいろな力が育つと感じた」
「おもちゃを大人がしまうのではなく、どうやって遊んでいけるかを見守ることも大事だと気づいた」
「片付けは基本的に大人がして、子どもが遊びに集中できる環境をつくっていきたい」
言葉は一人ひとり違いましたが、根っこにあったのは「待つ」「認める」という同じ姿勢だったように感じます。
わらべうたについて初めて知ったという声や、自分の保育観を改めて振り返る機会になったという声もありました。
道具としてのおもちゃではなく、子どもの育ちを支える環境としてのおもちゃ。
その選び方と与え方一つで、保育室の空気が変わっていくことを、環境の重要性を改めて共有した1日でした。
先生方が積み木の街を見守っていたように、私たちも先生方の日々の実践を見守り、支えていけたらと思います。
こうした環境づくりの考え方は、むっちパパこと藤田篤の著書、『おもちゃで作る保育環境』にも詳しくまとめられています。
保育環境がどうあるべきかという視点をより深めたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
「おもちゃで作る保育環境」

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