保育にシュタイナーアート®を導入する園内研修レポート
シュタイナーアート®とは、シュタイナー教育の考え方をもとに、ヴァルドルフ学校で使われている画材と手法を取り入れたアート活動です。蜜蝋クレヨンや蜜蝋粘土、透明水彩絵の具、トランスパレントペーパーなどの自然素材を用い、上手に描くことよりも、色や素材そのものを味わう体験を大切にします。こうした体験は、子どもの感性や想像力を自然に引き出します。本取り組みは、シュトックマー社前社長ピショッタ氏の指導や同社との交流、北欧のヴァルドルフ学校との交流、日本での保育実践の積み重ねをもとに形づくられてきました。シュタイナーアートは、一般家庭、毎日の保育の中に導入できる楽しい取り組みです。「シュタイナーアート®」は日本知育玩具協会の登録商標です。
こんにちは。
木のおもちゃカルテット スタッフの佐竹です。
保育環境改善プログラムに取り組まれている園にて、
オーナーむっちパパによる園内研修が行われました。
シュタイナーアート®は、
上手に描くことや形を正しく作ることを目的とするのではなく、
色や素材そのものを楽しみながら、子どもの感性や想像力を育てていくアート活動です。
自由に表現する喜びを味わうことで、
自由な絵が描けるようになり、
想像力が豊かになります。
また、色の美しさや素材の手ざわりを通して、
自然の美しさを感じ取る力が育ち、感受性・感性も豊かになっていきます。
今回の研修では、
・蜜蝋水彩絵の具
・蜜蝋粘土
・蜜蝋クレヨン
・トランスパレントペーパー
を実際に体験しながら、保育の中でどのように子どもたちへ届けていくかを学びました。
「上手に描く」ではなく、「色を楽しむ」
最初に体験したのは、シュトックマーの蜜蝋水彩絵の具。
「何を描くか」ではなく、
色が混ざり合い、変化していく美しさを味わうことを大切にします。
参加された先生方も、筆を動かしながら、
「きれい!」
「色が変わっていく!」
と、自然と笑顔に。
子どもに見本を示すのではなく、
先生自身が色を楽しむことの大切さを体感する時間となりました。
研修では、
3歳は1色
4歳は2色
5歳は3色
と、年齢に合わせて段階的に色彩体験を深めていく考え方や、一斉活動ではなく自由保育の中で取り入れる実践例も紹介されました。

手で温めながら形を生み出す「蜜蝋粘土」
続いて体験したのは蜜蝋粘土。
最初は少し硬く感じますが、
手のぬくもりで少しずつ柔らかくなり、形が生まれていきます。
「何を作ろうかな」
そんな"考える時間"も、この教材の大切な魅力。
フォトフレームやガラス瓶を彩る作品づくりでは、
先生同士が相談しながら制作を楽しむ姿が印象的でした。
光に透かすと美しく輝く作品に、会場からも歓声が上がりました。

光を楽しむトランスパレントペーパー
トランスパレントペーパーでは、
色紙を折って組み合わせ、立体的な作品づくりに挑戦。
完成した作品を光にかざすと、
重なり合う色が新しい表情を見せてくれます。
同じ材料を使っていても、一人ひとり違った表現が生まれることを、
体験を通じて学びました。

描き方が広がる蜜蝋ブロッククレヨン
最後は蜜蝋ブロッククレヨン。
角で線を描いたり、
面を使って広く塗ったり。
普段使うスティック型クレヨンとは違う表現方法に、
先生方も夢中になって取り組まれていました。
天然素材を使用し、安全性にも配慮された画材だからこそ、
安心して子どもたちの感性を育む活動に取り入れることができます。

保育者が楽しむことが、子どもの育ちにつながる
研修の振り返りでは、
「絵を描くことが苦手だったけれど、とても楽しかった」
「明日からは"描く"ではなく、"色を楽しむ"ことを子どもたちに伝えたい」
という声が多く聞かれました。
保育者自身が心から楽しみ、感動すること。
その体験が、そのまま子どもたちの豊かな感性や創造性を育む保育へとつながっていきます。
今回の園内研修でも、先生方の笑顔と驚きがあふれる、充実した学びの時間となりました。
※「シュタイナーアート®︎」は、日本知育玩具協会の登録商標です。

カルテットでは、保育環境改善プログラムを通じて
全国の保育施設をサポートしています
園の状況に合わせた単回での研修・講座にも対応しております。
・園内研修
・保育士会、保育者部会研修
・乳児保育研修
・子育て支援センター向け講座
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