『絵本からおもちゃに広がるファンタジー』本名家のお話
こんにちは。
日本知育玩具協会 認定講師の本名(ほんな)真美です。
本日は、娘が2歳半の頃のエピソードをご紹介します。
ある日の休日。
「海沿いまでドライブに行こう!」
と、家族で車に乗って出かけました。
そこで目にしたのは、江ノ電。
少し車が渋滞していたこともあり、すぐ近くを江ノ電が何度も通っていきました。
娘にとっても、それはきっと印象に残る出来事だったのでしょう。
それから数日後。
まるであの日の江ノ電を思い出したかのように、当時2歳半だった娘が汽車セットを出して遊び始めました。

すると、聞こえてきたのは……
「がたんごとん がたんごとん」
あの絵本のフレーズです。
しかも、その言い方やリズムは、私がいつも絵本を読んでいるときと同じでした。
思わず、
「のせてくださーい!」
と、その続きのフレーズを私が言うと、娘もにっこり。
「のせてくださーい!」
そのフレーズとともに、お客さんがやってきます。

そこで私は、『がたんごとん がたんごとん』の絵本をそっと近くに置いてみました。
すると娘は、絵本をペラペラとめくり始めました。
そして……
「あっ!」
何かを見つけたようです。
娘が持ってきたのは、おもちゃの哺乳瓶。
「いっしょっしょ!」
嬉しそうに教えてくれました。

絵本の中に出てくる哺乳瓶と、
自分が遊んでいるおもちゃの哺乳瓶。
「同じだ!」
その発見が、娘にとってはとても嬉しかったのでしょう。
絵本の世界と、目の前のおもちゃの世界がつながった瞬間でした。
絵本の世界は、遊びの中で生き始める
子どもは、絵本を読んで終わりではありません。
心に残った言葉を口にしたり。
絵本の場面を遊びの中で再現したり。
登場したものを、自分のおもちゃの中に見つけたり。
絵本で出会った世界が、少しずつ子どもの中に残り、
実際の体験とつながり、
そして遊びを通して、また新しい世界へと広がっていく。
江ノ電を見た体験。
何度も読んできた『がたんごとん がたんごとん』。
そして、目の前にある汽車のおもちゃ。
一つひとつは別の体験のように見えても、娘の中では、すべてがつながっていたのかもしれません。
そして最後に見つけた、絵本の中の哺乳瓶と、自分のおもちゃの哺乳瓶。
実体験と絵本とおもちゃがつながることで、子どもの世界はどこまでも豊かに広がっていく。
そんな子どもの姿を、これからも大切に見ていきたいと思います。
我が家にある、2冊の『がたんごとん』
実は我が家には、『がたんごとん がたんごとん』が2冊あります。
1冊目は、上の子が1歳くらいの頃に買ったもの。
何度も何度も読みました。
時にはページを破ってしまい、そのたびに補修したこともあります。
2冊目は、ベビートイコースのホームスタディ教材の中に入っていたものです。
1冊目はたくさん読んで、綺麗な状態ではなかったので、再び手に入れることにしました。
でも、だからといって1冊目を捨てることはできませんでした。
上の子と何度も読んだ時間。
「がたんごとん」と言えば、
「のせてくださーい!」
と、呪文のように自然と続きの言葉が出てくるほど、我が家にとって思い出のある絵本です。
だから今も冊、新しい絵本の隣に、歴史の詰まったもう1冊が並んでいます。

上の子と楽しんだ絵本を、
今は娘が手に取り、
その言葉を遊びの中で口にしている。
一冊の絵本が、時間を超えて、また新しい子どもの世界へとつながっていく。
そんなことも、絵本の魅力なのかもしれません。
そんな、絵本の世界が子どもたちの遊びへと広がっていくお話を、
第26回日本知育玩具協会セミナー
「こんと世界を旅した30人の子どもたち」
で聞くことができます。
子どもたちの想像力は、どのように育まれていったのでしょうか。
そして大人は、その世界をどのように見守り、環境を整えていったのでしょうか。
今回のセミナーでは、子どもたちの遊びが豊かに広がっていく、そのプロセスをじっくり学ぶことができます。
子どもの想像力を育む環境とは、どんな環境なのか。
ぜひ、このセミナーで一緒に考えてみませんか。

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今回のブログは、
日本知育玩具協会 認定講師 本名(ほんな)真美が担当しました。
神奈川県で活動中
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