世代を超えて生きる希望を与え続けてきたもの=「本物の昔話」

「おおかみと七ひきのこやぎ」を描いた
ドイツ人画家ホフマンは、医者でした。
ところが、わが子が、その当時の医学では、助けられない病になったとき
この絵本の絵に、願いを込めたのだそうです。

(中略)

表題のページに描かれている、
針と糸とは、人間の知恵を象徴しているのだそうです。

狼を病気にたとえて、どんな悪い病気でも
母の愛と知恵とで打ち勝てるんだ、と信じようとしたのです。

(中略)

子どもたちに、本当の希望を与えましょう。
何百年も伝えられてきたもの。
そして、
世代を超えて生きる希望を与え続けてきたもの。
そうです。
それが「本物の昔話」です。

 


【絵本】おおかみと七ひきのこやぎ グリム童話|福音館書店(日本)

<独り言>

本絵本の世界をより豊かに
そして子どもたちの想像力を書きたててくれる「絵」。

「おおかみと七ひきのこやぎ」に
ホフマンの想いを込め、
人間の知恵を象徴した針と糸が描かれているとは
知りませんでした。

お話は改変されたものも多く、
また絵が可愛らしい絵本もたくさんありますが、

子どもたちに悪い事は悪い、
正しい事は正しい、と伝えられる力を持つ
「本物の昔話」に触れていきたいものです。

[P136 2行目まで] by AO