ドイツゲーム 遊びながら育つ社会性| 園内研修より
こんにちは。
木のおもちゃカルテット スタッフの佐竹です。
保育環境改善プログラムに取り組まれている園にて行われた、
オーナー むっちパパ藤田による園内研修をご紹介します。
今回のテーマは、
「保育とドイツゲーム」
先生方が実際にゲームに触れ、笑い合い、真剣に考えながら、
ドイツゲームが子どもの育ちにどのようにつながるのかを学ぶ時間となりました。

ドイツゲームは、ただの遊びではない
「ゲーム」と聞くと、
勝ち負けを競うもの
暇つぶしの遊び
ルールを覚えるもの
そんなイメージを持たれることもあります。
けれど藤田がお伝えしたのは、
ドイツゲームは、子どもの心と社会性を育てる遊び道具であるということでした。
順番を待つ。
相手の気持ちを考える。
負けてもまた挑戦する。
勝った友だちを認める。
遊びの中で自然に経験するこうした積み重ねが、
子どもの将来の土台になっていきます。
「わかった?」ではなく、まず一緒に楽しむ
保育現場では、つい大人が“教えよう”と力が入りすぎてしまうことがあります。ルール説明のあとに、
「わかった?」
と確認したくなる場面もあるかもしれません。
しかし今回の研修では、
その言葉が子どもにプレッシャーになることもあると学びました。
おすすめなのは、
「なんとなくわかった?」
とやわらかく声をかけること。
最初から完璧に理解する必要はありません。
まずはやってみること。
一緒に笑うこと。
楽しさを感じること。
そこから子どもは自然にルールを身につけていきます。

押し付けられたルールでは育たない
「ルールを守りなさい」と強く言われ続けた子が、
本当にルールを守れるようになるとは限りません。
なぜ順番を待つのか。
なぜ相手の番を大切にするのか。
なぜズルをするとつまらなくなるのか。
ドイツゲームでは、
子ども自身が遊びの中でその意味を体験できます。
押し付けられたルールではなく、
納得したルールが身につく。
そこに、ゲーム保育の大きな価値があります。
負けて泣くことも、大切な経験
ゲームの中では、負けることもあります。
悔しくて泣く。
怒る。
癇癪を起こす。
そんな姿を見ると、
大人は止めたくなることもあります。
けれど藤田は、
その気持ちをまず受け止めてあげることが大切だと伝えました。
悔しかったね。
負けたくなかったね。
その感情を受け止めてもらえた子どもは、
少しずつ気持ちを切り替える力を育てていきます。
負ける経験もまた、人生に必要な学びなのだと感じました。

能力差の仲立ちをする保育者の役割
ゲームでは、得意な子もいれば、初めての子もいます。
そんなとき大切なのが、
保育者が“能力差の仲立ち”をすること。
強い子ばかりが勝つ場にならないように。
初めての子が置いていかれないように。
得意な子が教える役になれるように。
研修資料にも、
子どもが教える役になる
初心者に合わせる・上級者に合わせる
とありました。
ゲームの時間は、
子ども同士が育ち合う時間にもなるのです。
大好きなゲームが3つある子に
藤田がよくお伝えするのは、
「大好きなゲームが3つある状況をつくってあげてほしい」
ということ。
今日はこれ。
明日はあれ。
またあのゲームがしたい。
そんな“楽しみの引き出し”がある子どもは、
気持ちの切り替えも上手になり、
遊びの世界も豊かになります。
夢中になれるものがあることは、
子どもの生きる力につながっていくのだと思います。

オンラインゲーム時代だからこそ
今は幼い頃からデジタルゲームに触れる時代です。
便利さや刺激の強さがある一方で、
相手の表情が見えない
待つ経験が少ない
直接やりとりする機会が減る
といった課題もあります。
だからこそ、
顔を合わせて笑い、悔しがり、喜び合えるアナログゲームの時間が、
ますます大切になっていると感じます。
先生方の笑顔が物語っていました
研修の最後には、先生方それぞれがゲームを手に、
笑顔いっぱいの記念撮影となりました。
実際に遊び、楽しみ、学んだからこその表情。
先生が楽しいと感じた遊びは、
きっと子どもたちにも届きます。
先生が楽しいと感じた遊びは、
きっと子どもたちにも届きます。

明日からの保育に活かせる学び
今回の研修を通して改めて感じたのは、
ドイツゲームは単なる遊びではなく、
非認知能力・社会性・やる気・挑戦する心を育てる教材だということです。
勝つことも負けることも、
教えることも教わることも、
全部が学びになる。
そのことを身をもって実感できた研修となったのではないでしょうか。
カルテットでは、保育環境改善プログラムを通じて
全国の保育施設をサポートしています
園の状況に合わせた単回での研修・講座にも対応しております。
・園内研修
・保育士会、保育者部会研修
・乳児保育研修
・子育て支援センター向け講座
良いおもちゃと良い環境を通じて、
子どもたちがより豊かに遊び、育つためのお手伝いができれば嬉しく思います。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
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☆お知らせ
この度、藤田篤による新刊「おもちゃでつくる保育環境」が出版されました。
(出版記念 限定特典あり)
著者30年にわたる経験と実績をもとに、
明日からの保育にすぐ活かせるヒントが詰まった一冊です。



